内装材とは?

内装材とは?
 内装材とは床・天井・壁などに使う素材の総称です。
 使用する場所により①仕上げ材と②下地材の2種類に分類することができます。

1.仕上げ材とは?

 フローリングや畳、壁紙や塗り壁など、内装の表面部分を覆う素材のことです。デザイン性が高く見た目や雰囲気に直結するため、理想の雰囲気に合わせて慎重に選ぶ必要があります。

yukahuro200.png 1-1.床・仕上げ材「フローリング」  床の仕上げ材として非常によく使われる内装材です。  木材をそのまま切り出した「無垢材」を使用する単層フローリングと、基材となる木材に薄く化粧加工用の木材を張って加工した複合フローリングの2種類があります。 CFsi-to200.png 1-2.床・仕上げ材「CFシート(クッションフロア)」  クッション性のある塩化ビニル系のシート状の床材です。表面には木目や石目など、様々な模様をプリントできるのでデザイン性も抜群です。  シートを接着剤で固定する形なので、手間がかからず工賃も安いのがメリットです。 tatami200.png 1-3.床・仕上げ材「畳」  和室の仕上げ材として有名なのが畳です。断熱性や除湿性が高く、夏は涼しく冬は暖かいので快適性が高いです。  畳があるだけで、日本らしい雰囲気を醸し出せます。 yukatail200.png 1-4.床・仕上げ材「タイル」  床以外にも、壁、外装にも使用できる汎用性の高い仕上げ材です。  材質は陶磁器やプラスチックといった家庭でも使いやすいものや、コルクや天然石などといったものまで非常に幅広く存在します。 kabekurosu200.png 1-5.壁・仕上げ材「クロス」  壁から天井までよく使用されるクロス(壁紙)を張り付ける内装材です。工事業者の数も多く値段もリーズナブルです。  使用できるクロスの種類も多いので理想の雰囲気に近づけやすいのもメリットです。 kabenuri200.png 1-5.壁・仕上げ材「塗り壁」  土や漆喰、珪藻土などの自然素材を振り固めて壁を作る内装材です。消臭性や防火、防音性に優れ、自然の顔料を混ぜることで様々な色を楽しめます。  化学物質に頼らないのでシックハウス症候群やアレルギーを心配なさる方にはオススメです。
2.下地材とは?

 仕上げ材を設置するための下地となるための素材です。壁や床、天井の強度・耐火・耐水性・防音性等の機能性を高めるものです。
 木製の「構造用合板」や石膏を主成分にした「プラスターボード」などの種類があり、設置される場所と目的に応じて最適なものを選んで使用します。

kozogohan200.png 2-1.構造用合板  薄い板を張り合わせて作った、いわゆるべニア板です。柔軟性を持ち、厚さや大きさに融通が利きやすく、比較的値段も安いのがメリットです。  ただし火に弱いので、別途不燃処理をする必要がございます。 sekkoubo-do200.png 2-2.プラスターボード(石膏ボード)  主に石膏や石灰を主成分とした板状の素材を特殊な板紙で包んだもので、加工がしやすく壁や天井、床などで幅広く使用することができます。  断熱性や防火性に優れ、防カビや吸湿、耐震性能や防音性も高いのがメリットです。 pa-tyikuru200.png 2-3.パーティクルボード  木材を大小の欠片に分解した木材チップを、加熱圧縮することで一枚の板に仕立て直した木材です。密度の関係で遮音性と断熱性にも優れ、壁や床に向いている素材といえます。

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